車2台を一括査定した話(同時査定)
我が家には結婚する前から夫婦それぞれで普通車を持っており、
同居を始めてからの生活スタイルが固まってきたため、次の車を購入する際に一家の車を二台から一台にまとめるという話になりました。
当初、車の納車日がおおよそ1年以上かかる人気車種を選んでいたのですが、担当の営業から半年ほどで納車できるという連絡がありました。
内心、ラッキー!という気持ちが大きいですが、今ある車を早く売りに出さないといけません。
車を売りに出す時には下取り、買取専門店などへの依頼がありますが、
ディーラーの担当営業曰く、
「買取店に出した方が絶対高く売れます」
とのことだったので、一括サイトで車の情報を登録してみました。
すると、(当然ですが)電話が鳴り止みません。ww
ちなみに後から業者の方に聞いたのですが大手のビッグモーターさんやネクステージさんは、登録先の電話番号に自動でオペレーターが発信するようになっているそうです。
中小の買取業社は敢えて時間をずらして電話をかけることで留守電を回避する戦略をとっているとも言っていました。勉強になりますw
仕事で忙しいことや土日も時間を取られたくないので、5社同時に査定してもらうことにしました。
向こうも慣れているようで
「同時査定になるのですがよろしいですか?」と尋ねたところ
「もちろん大丈夫ですよ」
とのことで休みの日の昼に集まってもらうことにしました。
今回は車2台を手放すということでしたが、一括サイトの登録は私の車だけ登録し、
業者から電話がかかってきたところで妻の車の情報も伝えて追加でお願いしました。
当日、5社の担当の方は概ね時間通りに来てくれてそれぞれ名刺を頂いて査定が始まりました。
ちなみに、同時査定はよくあることらしく、査定される業者同士は顔見知りのようでした。
事前情報として見ていないところで談合するという噂も調べていたため、
査定の最中は業者同士の話し合い等がないように常に監視していました。
査定の流れとしては
① 車の状態を見る+希望の金額を聞かれる
② それぞれ業者の上司や本部に上申する
③ 査定額が決定する
という流れになります。
業者によって②〜③のところで時間がかかるところがあり、
早い業者は査定額が出るまで40分程度、遅い業者は約一時間半以上かかるところもありました。
今回、①の希望の金額とのところでは、事前に買取の基準になる値段(平均的な値段)を調べていたので、それに少々プラスするくらいで希望は伝えました。
今回は一斉によーいドンで金額を出してもらうことにしていたので、早く終わった業者さんはずっと待ちぼうけの状態になります。
それぞれ顔見知りなので
「〇〇さん遅いので残りの業者で金額開示しましょうよw」
みたいな冗談を言ってたりしました。
車の状態を概ね各業者が見たところで、
全員を集めて条件等を伝えました。
全ての業者の査定額が出たところで、名刺の裏に金額を書いてもらい、一斉に渡してもらいました。
結果は、、、
細かい金額は伏せますが
一番安い業者と高い業者で約20万円ほど差がありました。
業者同士でもびっくりしている人もいました。名刺を出した時点で買えなかった業者はすぐ解散の流れになります。
上司に結果は報告しなければいけないようで、名刺を並べて皆さん写真を撮られていました。
今回は2台別の業者が勝ったので2社の担当が残って商談に入ることになりました。
得た教訓
① ネットで調べられる大体の査定額は当てにならない。
買取業社のホームページなどで車の年式や状態を打ち込むと大体の査定額が出てきますが、
今回の査定額ではそれを大幅に上回る値が出てきました。
理由を聞きましたが、
中古車買取した後、その車がどうなるかというと
1 そのまま業者の店頭に並べられて売られる
2 カーオークション(業者のみのオークションがある)に出される
3 社有車などとして使用される例
4 海外への販売
などのルートがあり、表示される大体の査定額は、カーオークションに出品される買取をしたときの値段が表示されるようです。
なので、車の状態が良いときなどはオークションを経由せず、店頭でそのまま展示することになるので、より高い値段をつけることができるようです。
② 利益をどれくらい乗せるかは車によって異なる
10万円程度で買い取った車は10万程度利益が乗るように、
それ以上の値段で買い取った車は20〜30万円ほどの利益がのるように売ることが多い
あくまで一例ですがこういうような話も聞くことができました。
同時査定は複数の業者が同じタイミングで集まるのでちょっと怖いという人もいるかもしれませんが、
1 時間を取らない
2 比較的良い条件を引き出すことができる
ため、中古車を売る時にはお勧めできると思います。